研究室の南海宇さんが日本インテリア学会 第29回卒業作品展の最優秀作品賞を受賞しました。
昨年度、南さんが卒業制作で制作した「文 ーMONー (もん)」は
作者が幼い時に外国語の文字が記号や文様に見えた体験から、文字の装飾性に着目し、さまざまな言語文字の文様化を試み、言語の多様性を空間表現した新たなデザイン提案となっています。部屋の内部に入ると既製の紋様で装飾された空間に見えますが、よく見ると部位に合わせて「壁」「床」「天井」「窓」「扉」「机」「椅子」という意味の47種類の文字でそれぞれ構成されています。360度全て文字で覆われた空間は我々の概念に新鮮な感覚を与え、言語の文字の装飾性や美しさをあらためて認識し、他国の人との対話のきっかけを作る空間装置でもあり、互いの文化を尊重した豊かな多様性の世界を表現したモニュメントのようにも思います。
日本インテリア学会2022展示パネル一覧
南海宇 「文 ーMONー (もん)」2021
作品本体サイズ:W2200mm×D2800mm×H2100mm
展示全体サイズ:W4000mm×D4000mm×H2150mm
以上が展示したパネルです
下は天井の写真がなかったので追加して紹介
Comments